SNS起業とはSNSを活用してお金を稼ぎ、それを会社・事業として成長させることです。
通常のビジネスとは異なり、大きな初期投資が不要で、ユーザーと直接コミュニケーションを取れることから、注目を集めています。
しかし、やり方を間違えるとSNS起業のデメリットが顔を出してしまうことも。
この記事では、SNS起業の概要からメリット・デメリット、成功するためのロードマップを網羅的に解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
SNS起業とは?
SNS起業とは、SNSを活用してお金を稼ぎ、それを会社として大きく成長させる手段のことです。
近年は「インフルエンサー」や「YouTuber」などのSNSを軸にして、大金を稼ぐ方が大勢います。また、顔や本名を出していなくても、SNSで情報発信することで稼いでいる人をご存じの方も少なくないでしょう。
SNS起業とは、そのようなSNSでフォロワーを集めて収益を上げることで実現できます。
有名人でなくても大丈夫です。SNSでフォロワーを伸ばした実績がある方は、その実績を基に法人のSNSを運用代行することで収益化しているケースもあるからです。
SNSを通して稼ぐ方法に、制限はありません。
SNS起業をする3つのメリット
SNS起業をするメリットは以下の3つです。
- 低コストで大きな売上を生み出せる
- ユーザーと直接コミュニケーションが取れる
- コンテンツ販売などの別事業へ横展開できる
ひとつずつ見ていきましょう。
メリット①:低コストで大きな売上を生み出せる
SNS起業の最大のメリットは、低コストで始められる点です。
通常、起業して事業を始めるとなると多大な初期投資が必要になります。
ラーメン店などの場合、実店舗を開業するための店舗の賃料や運営のための人件費、設備投資、仕入れ費用などが挙げられるでしょう。
その一方で、SNS起業はこれらの費用をほとんど必要としません。スマホとパソコンさえあれば誰でも無料でSNSを始められるからです。
また、SNSアカウントの運用に失敗しても、金銭的なダメージが少ないため、ローリスクで始められるのも特徴です。とは言え、SNSで成功すれば大きく稼げる可能性を秘めているのでやらない手はありません。
少ない資金で気軽にチャレンジできるため、主婦や副業でSNS運用に興味のある方は、SNS起業を目標に始めてみてはいかがでしょうか。
メリット②:ユーザーと直接コミュニケーションが取れる
SNS起業は他の事業とは違い、ユーザーとリアルタイムで直接コミュニケーションが取れる点も大きな魅力として注目されています。
通常、商品・サービスを提供する企業は、消費者のニーズを有償のアンケートなどを実施して調べます。
お金を払ってでも消費者の意見を知りたいのが、企業側の意向なのです。
しかし、SNSならダイレクトに消費者からコメントやDMが届くため、商品開発をする人にとっては最高の環境と言えます。
SNS起業をする人のなかには、自社製品をSNSを通して広告・販売することをメイン事業にしており、まさにSNSの利点を最大限に活用しているのです。
メリット③:コンテンツ販売などの別事業へ横展開できる
SNS起業をすることで、コンテンツ販売などの別事業へ横展開できるようになります。
SNS運用代行でSNS起業をしたなら、そのノウハウをコンテンツとして販売できるでしょう。個人のSNSアカウントにフォロワーを集めて起業した場合も同様です。
近年はSNSを伸ばせる人が重宝されており、多くの人がその秘訣を知りたいと考えています。SNS起業に成功すれば、その経験が全てコンテンツになるのです。
コンテンツ販売に横展開できれば、収益も安定します。
SNSは良くも悪くもトレンドに左右されがちです。安定した収入源を築きたいなら、SNS起業とコンテンツ販売の二刀流を極めると良いでしょう。
SNS起業をする3つのデメリット
SNS起業にはメリットがある一方で、いくつかのデメリットが存在します。
- 成果が出るまでに時間がかかる
- 炎上するリスクがある
- トレンドに左右されやすい
それぞれ見ていきましょう。
デメリット①:成果が出るまでに時間がかかる
SNS起業は成果が出るまでに非常に時間がかかります。
その最大の理由が「誰でも始められるから」です。SNSのアカウント開設は誰でも無料でできるため、皆さん以外にもSNS起業で稼ごうとする人はたくさんいます。
アカウントの数が多いと自分の発信する情報も埋もれてしまい、なかなか日の目を浴びないというジレンマを抱えているのです。
でも、大丈夫です。
この記事を読んでいる皆さんのような勉強熱心な方は、SNS運用でも必ず成果が出せます。
SNSで成功するのに最も大切なのが「継続する力」です。いきなり成果は出ませんが、諦めずに努力を続けてください。
ただし、周りと同じような情報発信を漠然と続けていても一向にフォロワーは増えません。
毎回の投稿で試行錯誤して、常に進化しながら継続することを考えましょう。
デメリット②:炎上するリスクがある
SNS起業で成功しても衰退してしまうケースは少なくありません。その理由のひとつが、炎上リスクです。
SNSは情報が瞬時に拡散されるため、一度不適切な投稿や発言をしてしまうと、あっという間に批判の的となってしまい、炎上します。
特に、法人やSNS起業で成功した影響力の大きな人ほど、ブランドイメージの大幅なダウンは避けられません。
一瞬にしてフォロワーからの信頼を失う可能性が常につきまとうのは、SNS起業のデメリットだと言えるでしょう。
デメリット③:トレンドに左右されやすい
SNSはトレンドの影響を強く受けるメディアのひとつです。
そのため、一夜にしてSNSで有名人になるという人も少なくありません。
しかし、裏を返せば、1ヶ月前まで人気だったジャンルが一気に見られなくなることもあるのです。
ユーザーの興味・関心の移り変わりは非常に激しく、常にトレンドをキャッチし、それに合わせたコンテンツを作成し続けなければなりません。
SNS起業で成功しても、常にブラッシュアップし続ける意識を持っておかないと成功を維持することは難しいでしょう。
SNS起業の始め方・ロードマップ
最後に、SNS起業の始め方をロードマップ形式で解説します。大まかな流れとしては、こちらの4STEPです。
- SNS運用を学ぶ
- 自分のSNSアカウントを伸ばす
- SNSを通してマネタイズする
- 起業して事業を拡大させる
ひとつずつ見ていきましょう。
STEP①:SNS運用を学ぶ
まず最初のステップとしては、SNS運用の基本知識を勉強することです。
SNS上で人気なインフルエンサーの方も、戦略を持ってすべての投稿を作成しています。
これさえすれば絶対に成功する法則・ノウハウがあるという人は詐欺師ですが、失敗のパターンやSNSを伸ばすための普遍的なテクニックがあるのは事実です。
そのため、まずはSNS運用に関する基本的な知識を書籍を数冊読んでインプットしましょう。YouTubeでSNS運用に関する動画を見るのもOKです。
STEP②:自分のSNSアカウントを伸ばす
SNS運用についての基礎的な知識をインプットできたら、その情報を活用してどんどんSNSアカウントを伸ばすための施策を実践してください。
SNS運用のための座学をステップ1でおすすめしましたが、それはあくまで最初の一歩です。SNS運用を成功させてSNS起業したいなら、実践の中で学ぶことをおすすめします。
なぜなら、SNSはトレンドに左右されやすく、一昔前の手法が今のSNSで通用するとは限らないからです。
普遍的に通用するテクニックもありますが、細かい部分では柔軟性を持って取り組む必要があります。
フォロワーやアクセス数といった指標を毎日チェックして、SNSを伸ばすための施策を考えることに時間を使いましょう。
STEP③:SNSを通してマネタイズする
フォロワーが増えてきたら、次は収益化(マネタイズ)することを目指してください。
SNSを通じた収益化としては、主に以下の5つの方法があります。
- アフィリエイト
- 法人とのPR・タイアップ
- 再生回数などの広告収入
- SNS運用代行
- コンテンツ販売
意外と知られていないのが4つ目の「SNS運用代行」です。
SNSを伸ばした実績を法人に提示して、SNS運用を代行するというビジネスでも稼ぐことができます。
また4つ目の「コンテンツ販売」は可能ならば、皆さんに目指して欲しい収益化の手法です。
不労所得のように安定した収入源を築きたい方はチャレンジしてみてください。
STEP④:起業して事業を拡大させる
STEP3までを達成してSNSで収益化できれば、後はその事業を基に起業しましょう。それこそが「SNS起業」です。
事業拡大のやり方はいくつもあります。
- 別アカウントを新たに育てる
- SNS運用代行会社を設立する
- コンテンツ販売に力を入れる
各自のSNSでのマネタイズ方法によって最適な拡大方法は変わってきます。SNS起業するための資格やルールも、一切ありません。
副業で始めたSNSを本業にするケースも珍しくないので、ぜひこの記事を読み終わった後から始めてみてください。
まとめ:成功者のマネをして、ネットビジネスで成果を出そう
今回は、SNS起業について解説しました。
SNS起業はネットビジネスの中でも比較的新しいビジネスモデルです。しかし、決して不安定なものではなく、れっきとした事業と言えます。
SNS起業するには「SNSを伸ばしたことがある」と「SNSでお金を稼いだことがある」といった両方の経験を積む必要があります。
まずは、無料で個人アカウントを開設して、SNS運用にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。