近年、ネット上でオンラインスクールや教材、コンサルなどを販売する「コンテンツ販売」の手法を用いたビジネスモデルが多く誕生しています。
コンテンツ販売は資金をほぼ必要としない、ノーリスクなビジネスのため、興味のある方も少なくないでしょう。しかし、ネット上には「コンテンツ販売は稼げない」という言葉が散見されます。
今回は、コンテンツ販売が稼げないと言われる理由について徹底的に解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
コンテンツ販売はやめとけと言われる5つの理由
「コンテンツ販売は稼げない」という声を、ネット上で目にすることはよくあります。実際、コンテンツ販売で稼いでいる人がいる一方で、稼げていない人もその何倍もの数いるのが事実です。
その背景として、大きく分けて4つの理由があると考えています。この項目では「なぜコンテンツ販売は稼げないと言われるのか?」という疑問を解決していきます。
コンテンツを作るまでに時間がかかる
コンテンツ販売で稼げない最大の理由として、
ということが挙げられます。
コンテンツ販売では1つの商材で10万円を超えるようなビッグコンテンツを販売するのが一般的なため、コンテンツを完成させるために多大な時間がかかります。
完成までに時間がかかるため初心者の多くはその過程で挫折してしまうのです。
1つのコンテンツの内容量が濃いことは、コンテンツ販売が大きく稼げる理由でもあります。実際、コンテンツを一度完成させてしまえば、ほぼテコ入れ無しで同じ商品を売り続けることができるため、長期的な目線で見ることを常に意識しましょう。
参考 コンテンツビジネスが難しい・初心者は稼げないと言われる本当の理由!
ユーザーからの信頼獲得までに時間がかかる
無形商材に何十万円という大きなお金を出すことは誰にとっても容易なことではありません。しっかり吟味したうえで購入を決めるはずです。
コンテンツ販売で稼いでいる人々は、その購入の原動力である「信頼」を根気強く集めて、ファン・フォロワーを増やしています。
一方で、コンテンツ販売で稼げない人たちはコンテンツを作ることだけで満足してしまい、信頼集めを頑張りません。
どれだけ内容が良いコンテンツであっても、10万円を超えるような高額商品は簡単には売れません。6桁を超えるような商材を買う際は商品の価値だけでなく「誰か買うか」も重要になってくるからです。
さらに、無形商材となると相手は目の前にいない人となります。しっかりとした戦略を持ってSNSやWebメディアを運用し、ターゲットとなるユーザーの信頼を勝ち取ることもコンテンツ販売においては大切になります。
情報を無断で複製されるリスク
インフルエンサーのなかには「コンテンツ販売はやめたほうがいい」と警鐘を鳴らす人もいるのが事実です。
しかし、その点について過剰に心配する必要はないと考えています。
なぜなら、コンテンツ販売では単なる情報を提供するツール以上の価値が含まれているからです。その1つが、購入者と提供者との間で構築される信頼関係になります。これは、両者にとって非常に大きな価値があります。
信頼関係が上手く構築できると、コンテンツ販売が単なる一回限りの取引ではなくなり、ビジネスの拡大や新しい分野での挑戦に役立つ”長期的な人脈”が生まれます。コンテンツの購入者は、単なる情報だけでなく、そのようなメリットも同時に購入していると言えるでしょう。
つまり、コンテンツ販売は、単に情報を提供して終わりという考え方ではなく、長期的なビジネス関係を築くためのツールとして捉えることが大切です。
適当な価値提供だとクレームとなる恐れ
コンテンツ販売は高額な価格帯で行われるのが一般的です。そのため、
お金をいただく際には「ユーザーの想像を超える価値を提供する」ことを意識しましょう。ユーザーが満足する価値を提供することで高額な料金を払ってもらえるのは、当たり前の話です。
コンテンツ販売で稼ぐ人々の中にはユーザーからだまし取るような形で稼いでいる人も一定数います。しかし、そのような人々は信頼関係が構築できないため、長期的に稼ぎ続けることは不可能でしょう。
このような悪徳コンテンツ販売業者が「適当な情報で稼げる」とコンテンツ販売未経験者を煽り、多くの方が失敗に終わる姿を幾度となく目にしてきました。
コンテンツ販売で正しく稼ぎたい、コンテンツ販売を通して事業を大きくしたい人は、ユーザへの価値提供を第一に考えたコンテンツ販売に注力しましょう。
コンテンツ販売をやめとけは嘘?4つのメリットを解説
ここまで、コンテンツ販売が稼げないと言われる理由について解説しました。しかし、コンテンツ販売で大きく利益を出している人がいるのが事実です。
実際、コンテンツ販売はリスクなしで始められるビジネスモデルの中では最もメリットが多いビジネスのひとつなので、多くの方にチャレンジしていただきたいものとなっています。
この項目では、コンテンツ販売を始めるべきメリットを計4つ解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
- 初期費用をかけずにビジネスを始められる
- 少ない労力で大きく稼げる可能性がある
- 在庫を抱えるリスクが少ない
- 自分の知識や経験をコンテンツにできる
ひとつずつ見ていきましょう。
初期費用をかけずにビジネスを始められる
コンテンツ販売の魅力のひとつは、初期投資が少なくビジネスを始められる点です。物理的な商品販売とは違い、初期投資を0円近くにすることも不可能ではありません。少なくとも、在庫リスクがないため、ローリスクハイリターンで始められるでしょう。
前述したように、一度作成したコンテンツは何度も販売可能な点も魅力のひとつです。ビジネスの成功法則として「小さく始めて大きくしていく」という考え方がありますが、必要最低限のリスクで大きなリターンを狙いたい人におすすめのビジネスモデルとなっています。
ただし、ローリスクであることは必ずしも成功を保証するものではありません。また、最初の収益化が最も難しい分野でもあります。質の高いコンテンツ制作と効果的なマーケティングの実現に注力し、収益化を目指しましょう。
少ない労力で大きく稼げる可能性がある
コンテンツ販売では、コンテンツを作るまでに膨大な時間がかかることはあります。しかし、一度コンテンツを作ってしまえば、後は新規顧客に売るだけで高い利益率を出すことが可能です。
そのため、長い目で見れば少ない労力で大きく稼げる可能性があるといえるでしょう。
在庫を抱えるリスクが少ない
コンテンツ販売で扱う商材は無形のデジタル商材がほとんどです。そのため、有形商材とは違い在庫を抱えるといった「在庫リスク」がないのも、コンテンツ販売をするメリットのひとつです。
一度デジタルコンテンツを作ってしまえば、後は在庫リスクを気にすることなく、無数の人々にアプローチできます。つまり、ノーリスクで始められるビジネスモデルなのです。
ただし、自分自身がコンテンツであるとも言えるため、常に結果を出し続けなければいけないというプレッシャーがあるとも言えます。
自分の知識や経験をコンテンツにできる
どんな人でも、人生にはオリジナルの経験があるはずです。その経験や特異性を活かしながら他者と差別化し、魅力的なコンテンツを作ってみてください。そうすることで、多くの人に価値を提供しながら大きく稼げるでしょう。
前述したように「良質なコンテンツを作れば必ず稼げる」といった簡単な話ではないのが、コンテンツ販売の世界です。SNS運用やペルソナ設定、信頼関係の構築など、あらゆる面について戦略を立てる必要があります。
難しいと感じるかもしれませんが、これらを押さえて計画的に販売を進めることができれば、ノーリスクで大きく稼げるコンテンツ販売のビジネスモデルを構築できる可能性はぐんと高まります。
まとめ
今回は、コンテンツ販売が稼げないと言われる理由を解説しました。実際にコンテンツ販売を行っている人で、大きく利益を上げられている人は多くありません。しかし、リスクがほぼ無く始められるビジネスモデルなので、始めるメリットは非常に多くあります。自分のこれまでの経験やスキルがコンテンツ制作に活かせることも多々あるので、まずは「コンテンツ販売できる経験はないか?」と自分の中で内省し、過去を振り返ってみてください。意外なところに「売れる経験」「人々が求める情報」が転がっているかもしれません。