「一人起業が気になるけど、どんなビジネスを始めればいいかわからない」というかたは、ご安心ください。
本記事では、一人起業が未経験の方向けにおすすめのビジネスモデルを計10個紹介します。
時代の変化に伴い、初期費用やリスクを抑えて気軽に始められるビジネスモデルが増えてきました。
各ビジネスモデルについて、メリット・デメリットをそれぞれ徹底解説するので、自分に合ったビジネスを選ぶ参考になりますよ。
この記事を読めば、一人起業をよりスムーズにスタートできるはずです。さっそく、どのようなビジネスがあるか見ていきましょう。
一人起業のビジネスモデルおすすめ10選【初心者はコレ】
ここまで、一人起業のメリットについて解説しました。
しかし、一人起業をしようと思っても「どんなビジネスを始めればいいかわからない」と悩まれる方も少なくないでしょう。
ここでは、初心者でも取り組みやすい10のビジネスモデルを紹介します。
それぞれのメリット・デメリットや成功のポイントを解説するので、自分に合ったビジネスを選ぶ際の参考にしてください。
1. ブログアフィリエイト
ブログアフィリエイトは、自分のブログを立ち上げて、そこで商品やサービスを紹介し、その成約数に応じてアフィリエイト収入を得るビジネスモデルです。
ブログ運営のメリットは以下の3つです。
- 低コストで始められる
- 作業する時間・場所に制限がない
- ビジネススキルが身につく
ブログは年間1万円程度の初期費用で始められます。
作業する時間や場所にも縛られないため、自由に働きたい方や家事・子育て・仕事などと並行して進めたい方におすすめです。
ブログを伸ばすためにはSEOやネット上でのマーケティングを勉強する必要がありますが、それはブログ以外でも活かせる価値あるスキルです。
そのため、ブログで稼ぎながらスキルアップも目指せるため、一石二鳥のビジネスモデルだと言えます。
しかし、以下のようなデメリットもあります。
- 収益化までには時間がかかる
- SEOの上位表示が難しい
- 報酬単価が低いアフィリエイトだと稼ぎにくい
ブログ運営では、ただ漠然と記事を書いているだけでは稼げません。SEOやライティングに関する勉強をして、試行錯誤を繰り返すことが大切です。
2. SNS運用
SNS運用は、SNSでフォロワー・アクセス数を集めて収益化するビジネスモデルです。
SNS運用のメリットは以下の2つ。
- 無料で始められる
- すぐに稼げる可能性がある
SNSはアカウントを作るのにお金がかからないため、初期投資ゼロで一人起業を目指せます。
また、ブログ運営とは違い、SNSはトレンド性が高いため、いきなり稼げる可能性を秘めています。
しかし、以下のデメリットには注意が必要です。
- 炎上リスクがある
- トレンドに収益が左右される
SNSでは常に「炎上」というリスクがあります。炎上してしまうと、ほとんどの場合でビジネスに悪影響があるため注意しましょう。
また、トレンド性があるが故に同じ方法で稼ぎづらいというデメリットもあります。
そのため、SNSで稼ぎ続けるためには、常に新しい手法を取り入れる柔軟性が必要不可欠です。
変化を恐れずにチャレンジできる人は、ぜひSNS運用にトライしてみてください。
3. せどり・物販
せどりや物販は、メルカリやAmazonなどのECショップで商品を販売するビジネスモデルです。
せどりのメリットは以下の3つです。
- ビジネスモデルがイメージしやすい
- すぐに収益化できる
せどりはメルカリで不用品を販売するようなもの。そのため、業務内容やプロセスがイメージしやすいと思います。
ブログ運営やSNS運用は未経験の方からすると、ブラックボックス的な部分がありますが、せどりは誰でも簡単に始められる点がメリットです。
また、他のビジネスよりも最初のお金を稼げるスピードが段違いに早いです。
しかし、デメリットもいくつかあります。
- 収益を増やすためには元手資金が必要
- 在庫リスクがある
- 働き続ける必要がある
最初は少ない費用でも始められますが、収入を伸ばすためにはそれだけ商品を仕入れなければならず、まとまった資金が必要になります。
また、在庫リスクもあるため、いきなりギャンブルのように大量に仕入れるのは危険です。
また、商品を売らないと稼げないため、働き続ける必要がある点はデメリットだと言えるでしょう。
その点、「ブログ運営」や後ほど紹介する「コンテンツ販売」は不労所得的な収入源になる可能性があります。
自由な生き方を目指しているなら、将来的にはそのような方法で収入を得ることを目指しましょう。
4. コーチング・コンサルティング
コーチングやコンサルティング業も、一人起業をするのにおすすめのビジネスモデルです。自分の知識や経験を活かしてクライアントの課題解決を支援することで、価値提供をします。
コーチング業のメリットは以下の2つ。
- 単価が高い
- 商材などが不要
コンサルティング会社の年収が高い理由は、クライアントが払っているお金が高いからです。つまり、個人でコンサルを行えば、高い報酬を独り占めできます。
また、コンサルは有形商材が不要です。そのため、在庫リスクもありません。
その一方で、デメリットとしては以下の2つが挙げられます。
- 実績がないと仕事が取れない
- 成果を出せないとクライアントが離れていく
コンサルは良くも悪くも、サービス自体が目に見えません。「思考力」や「コミュニケーション能力」が価値になるからです。
そのため、仕事を取る際にはあなたの「実績」が重要になります。実績がない状態で「コンサルしますよ!」と言っても、説得力がないですよね。
そのため、まずは会社などに属してコンサル経験・実績を積みましょう。それが一人起業への第一歩です。
5. サロン経営
サロン経営は、特定のサービスを提供することで安定した収益が見込めるビジネスです。
初期費用を抑えて始めることができ、通勤時間が不要なため、ワークライフバランスを保ちやすいのも特徴です。
自宅や自宅近くでの営業が可能で、顧客にとっても通いやすい環境を提供できるでしょう。
ただし、テナント型サロンに比べると安心感に欠けるというデメリットがあります。
そのため、サロン経営する際にはそのデメリットを打ち消すくらいの集客力が必要です。
6. スキルを活かした仕事で独立する
ライターや動画編集などのスキルを活かして独立したフリーランスの方が、一人起業をするケースも近年は増えてきました。
専門的な知識や経験がある人におすすめの一人起業の形です。
ただし、起業する場合は「外注化」が必要不可欠です。なぜなら、自分が受けられる仕事量には限界があるからです。
最初は一人でも仕事をこなせるくらいの仕事量かもしれません。しかし、受注量が増えた際には外注化は必須です。
「フリーランスを目指している」「在宅で働きたい」という人は、このような方法での一人起業も目指してみてはいかがでしょうか。
7. コミュニティ運営
コミュニティ運営は、特定のテーマやジャンルに興味を持つ人々を集めて交流の場を提供するビジネスモデルです。
コミュニティ自体への参加にお金を取ることもあれば、参加は無料でそのなかのイベントやグッズの購入で収益化をすることもあります。
有料コミュニティを運営すると、参加者からサブスク形式でお金を集められるため、安定した収益源になるのがメリットです。
しかし、いきなり何者でもない人がコミュニティを作っても参加する人はいません。
そのため、Xやブログなどで発信をし、ネット上での権威性を高める必要があるのがデメリットです。
最初から一人起業するために取り組むよりも、他のネットビジネスと並行して進めることをおすすめします。
8. ハンドメイド・クラフト販売
ハンドメイドや自作のクラフト商品を本業として、一人起業することも可能です。
ハンドメイド販売は少ない初期投資で始められる点がメリットです。
販売するプラットフォームをオンラインマーケットプレイスなどの既存サービスにすることで、ノーブランド品であっても多くの人にリーチできます。
しかし、メルカリやAmazonなどのサービス上で販売すると、販売手数料がかかってしまいます。
そのため、一人起業をして収益をどんどん伸ばしていきたいという方は、サイトを立ち上げることをおすすめします。
9. 交流会ビジネス
交流会ビジネスは、人脈を広げたい人々を集めてイベントを開催するビジネスモデルです。
新たな知識や刺激を得られる機会を提供し、参加者同士のコミュニケーション能力や営業スキルを向上させることを趣旨としています。
交流会ビジネスは会費や参加費を参加者から集めて行うため、意外と初期費用がかからないビジネスモデルです。
場所も既存のカフェで行えば、コーヒー代のみ。
人脈を広げながら、あなたの知名度アップもできる点がメリットです。
しかし、知名度がゼロの状態で人を集めるのは簡単ではありません。
多くの人が来たくなるような魅力的なタイトル、イベント内容を考えるなどの試行錯誤できる人はぜひチャレンジしてみてください。
10. コンテンツ販売
最後、一人起業するために初心者におすすめのビジネスが「コンテンツ販売(情報商材)」です。
コンテンツ販売とは、デジタルコンテンツを制作し、オンラインで販売するビジネスモデルです。
コンテンツ販売のメリットは、以下の3つです。
- 初期費用がかからない
- 在庫リスクがない
- 不労所得になる
コンテンツ販売では電子書籍や動画コンテンツを作って販売しますが、作成自体にお金はほとんどかかりません。
しかし、売れている商材のほとんどが数万円〜といった高額な料金設定のため、利益率がすごいんです。
無形商材のため在庫リスクもなく、一度作ったコンテンツは売り続けられるため、不労所得になってくれます。
ただし、そんなコンテンツ販売にもデメリットはあります。
まず、コンテンツを作成するのに多大な時間と労力がかかる点です。
お金はほとんどかからない一方で、売れるコンテンツを作る作業は簡単には終わらない点には注意しておきましょう。
また、どれだけ上質なコンテンツを作っても、作っただけでは売れません。売るための工夫もする必要があります。
その最適な手段が、X(旧Twitter)運用です。Xを通してネット上での知名度を高めてから、「価値ある情報はこちら」という誘導で有料コンテンツの購入を促しましょう。
一人起業のビジネスモデルを選ぶ3つのポイント
ここまで、一人起業におすすめのビジネスモデルを計10個紹介しました。
どのビジネスにも一長一短の特徴があり、一人ひとりの特性や強みによって、最適なビジネスは変わってきます。
一人起業を成功させるためには、自分に合ったビジネスモデルを選ぶことが大切です。
ここでは、ビジネスモデルを選ぶ際の3つのポイントを紹介します。
- 予算内で始められるか検討する
- 自分の好き・得意を活かす
- いろいろな事業にチャレンジする
それぞれの要素を考慮して最適な選択をすることで、より持続可能で成功しやすい事業を実現できますよ。
ポイント①:予算内で始められるか検討する
一人起業をする際には、初期費用や運転資金などの「お金」については真剣に向き合う必要があります。
ビジネスモデルを選ぶ際には「予算内で始められるか?」という観点で探してみてください。
例えば、ブログアフィリエイトやSNS運用は低コストで始めやすく、初期投資を抑えたい人に最適です。
運転資金がなくなることで、一人起業を断念することは避けたいですよね。
そのためには、費用をできるだけ抑えて続けられるビジネスを選びましょう。
そうすることで、精神的な余裕が生まれ、事業を成功に導く戦略が思いつくかもしれません。
ポイント②:自分の好き・得意を活かす
自分の「好き」や「得意」を活かせるビジネスモデルを選ぶことで、起業後のモチベーションを維持しやすくなります。
興味がある分野であれば、情熱を持って取り組めるため、困難に直面しても粘り強く続けられるからです。
また、既存のスキルや経験を活かせるビジネスであれば、初期段階から質の高いサービスや商品を提供しやすいでしょう。
例えば、ライティングが得意な人はWebライターとしての起業を目指すのも一つの手です。また、デザインスキルを持つ人はWebデザイナーも良い選択肢でしょう。
充実感を得ながら一人起業をするためにも、好きなことを仕事に選びましょう。
ポイント③:いろいろな事業にチャレンジする
一人起業をしようと意気込んでも、最初から自分に最適なビジネスモデルを見つけるのは至難の業です。
世の中には1万を超える仕事があるため、それは当たり前のことです。
そのため、大事なのは、小規模なプロジェクトから始めて徐々に規模を拡大する柔軟なアプローチを取ることです。
そして、実施兄手を動かしてみて「合わないな…」と感じたら、別の仕事に新たにチャレンジしましょう。
例えば、副業としてブログを始め、その成功をきっかけにコンサルティング業務に発展させるなど、段階を踏んで事業を成長させる方法があります。
「新しい事業に挑戦するのは遠回りなんじゃ…」と思うかもしれませんが、その経験は決して無駄になりません。
なぜなら、挑戦のプロセスのなかで新たなスキルや知識ができるからです。
つまり、挑戦自体が起業家としての成長につながるんです。そのため、むしろ多くの業種を経験するマインドで、どんどん新しいビジネスに挑戦してください。
一人起業をする3つのメリット
まずは、一人起業をするメリットを3つ解説します。
- 初期費用がほとんどかからない
- 頑張った分だけ収入が増える
- 自己成長に繋がる
一人起業することは収入面以外でもメリットがたくさんあります。それぞれ見ていきましょう。
メリット①:初期費用がほとんどかからない
起業と聞くと「お金がかかりそう…」と思うかもしれませんが、そんな事はありません。
2024年現在、一人起業は低コストで始められるため、リスクが少なく誰でも挑戦しやすくなっています。
特に一人起業なら従業員を雇う必要もなく、ネットビジネスを主体に行えば、オフィスの賃貸料や光熱費などの固定費を抑えられるでしょう。
自宅やカフェを拠点にすることで、事務所の設備投資自体がそもそも不要です。
また、個人事業主として開業する場合、法人設立に伴う手続き費用も不要なので、初期費用をさらに削減できます。
このように、昔のような「起業=難しいもの」といった価値観は古くなっています。
初期費用をかけずに、リスクを最小限に抑えて挑戦すると、仮に失敗しても、大きな負債を抱えることがありません。
これこそが、一人起業の最大のメリットだと言えるでしょう。
メリット②:頑張った分だけ収入が増える
一人起業では成果が直接収入に反映されます。
そのため、頑張った分だけ収入を増やすことが可能です。
会社員のような働き方だと、成果が収入に直結することはありません。
固定給で安定的な収入が得られるメリットがある一方で、収入を伸ばしにくいとも言えるのです。
一人起業の場合は自分の努力や工夫次第で収入を上げられるため、上限がありません。
例えば、スキルを磨くことで単価の高い案件を受けられるようになったり、クライアントを増やすことで収入を着実に伸ばしていけます。
さらに、デジタル商品の販売やオンライン講座の提供といった「ストック型」のビジネスモデルを取り入れることで、労働時間に依存しない収入源を構築できるでしょう。
自分の仕事が成果につながると、労働へのモチベーションを高く維持できます。結果的に「楽しく働きながら稼げる」のが、一人起業のメリットです。
メリット③:自己成長に繋がる
一人起業では、事業に関する全ての業務を自分一人で行う必要があります。
これは決して簡単なことではありませんが、そのような経験は普通のサラリーマンとして働いていてはまず経験できません。
そこを踏ん張ることで、ビジネスマンとして一気に成長できます。マーケティングや営業、財務管理、さらには顧客対応など、ビジネスに必要な知識と経験が自然と蓄積されるからです。
万が一、失敗したとしても、その経験は無駄にはなりません。それを糧に次のステップに進むことで、大きな成長が実感できるでしょう。
以上が、一人起業をするべき3つのメリットでした。
まとめ
一人起業は、自分のペースで働きながら、努力が収入に直結する最高の働き方です。
2024年現在は働き方も多様化しており、どんどん一人起業をする方が増えていくことが予想されます。
この記事を読んでいる情報感度の高い皆さんも、時代の波に乗り遅れないように、ぜひこの機会に挑戦してみてください。
「いきなり会社を辞めて独立する」みたいな賭けに出る必要はありません。まずは、副業レベルから始めてみてください。
紹介したビジネスモデル10選から、自分の予算やスキル、興味に合ったものを選び、リスクを抑えながら成功の可能性を高めましょう。
一人起業の選択肢は無限大です。
自分らしい働き方を実現するための第一歩として、困難に直面しても、柔軟に対応しながら、目標に向かって成長を続けていきましょう。